ケガの応急処置はRICEからPOLICEへ
スポーツや日常生活でのケガ、特に捻挫や打撲の応急処置といえば
「RICE(ライス)」が常識でした。
RICE(ライス)とは?
「RICE(ライス)」とは、急性期(受傷直後〜48〜72時間の間)における
捻挫・打撲・軽度の筋・腱損傷に対する基本的な応急処置として施されてきました。
RICEの目的は、
主に組織内出血や腫脹の拡大や炎症を抑え、
痛みのコントロールと二次的合併症の予防を目的として行われております。
1978年から長年使われてきたRICEは、一定の効果もあったとされております。
ちなみに「RICE(ライス)」とは、以下の4つの頭文字です。
RICE処置(捻挫・打撲・肉離れなどの応急処置)
要素 | 内容 |
---|---|
Rest(安静) | 損傷部位への負荷を避けるため、患部を動かさず完全に休ませる。 |
Ice(冷却) | 患部の血管を収縮させ、出血や腫脹(浮腫)の拡大を抑え、痛みを和らげる。 |
Compression(圧迫) | 弾性包帯などで圧迫し、出血・浮腫を抑制し、関節の不安定性を一時的に補助する。 |
Elevation(挙上) | 患部を心臓より高く上げ、静脈還流を促し、浮腫の軽減を図る。 |
POLICEの普及
RICEの提唱者であるDr. Mirkin自身が「RICEは時代遅れ」と発言したことで、
世界的にPOLICEへの移行が加速したとされております。
このDr. MirkinRICEの提唱者でありながら、後にその限界を認めてアップデートを促したという点で、
スポーツ医学の進化に大きく貢献した人物と言えます。
2017年の国際スポーツ理学療法学会では、
Optimal Loading(最適な負荷)が主要テーマとなりました。
2018年頃に国際的標準となり、2020年頃、日本で本格普及しております。
日本では、まだRICEが主流の場面もありますし、
状況に応じて取り入れることも必要であります(後述で解説)。
スポーツ現場や理学療法・整形外科領域では、
徐々にPOLICEの考え方が浸透しつつあり、早期回復・再発予防の観点からPOLICEが注目されています。
鍼灸師・整体師・柔道整復師の立場として、
多くの方の施術をさせていただいた経験から、
適切な応急処置がその後の回復に大きく影響することを日々実感しております。
今回はPOLICEの詳細と、なぜRICEからPOLICEに変わったのか解説いたします。
特にスポーツ場面ではよく起こしやすいケガ(捻挫・打撲・肉離れなど)ですが、
そんなケガが起こった際の応急処置の知識を正しく知ることで、
✅その後のケガの修復度合い、
✅復帰の速度の向上、
✅ケガの再発予防
に繋がりますので、スポーツをされる方はもちろん、されない方も、
頭の片隅にとどめておいていただけますと幸いです。
RICEとPOLICEの違い比較表
項目 | RICE | POLICE |
---|---|---|
R / P | Rest(安静) | Protect(保護) サポーターやテーピングで患部を守る |
O | ― | Optimal Loading(最適な負荷) 痛みの無い範囲で少しずつ動かす |
I | Ice(冷却) 1回15〜20分を目安に冷やす |
Ice(冷却) 必要に応じて適度に行う |
C | Compression(圧迫) | Compression(圧迫) 循環を妨げない程度に行う |
E | Elevation(挙上) | Elevation(挙上) 腫れの軽減をサポート |
RICEからPOLICEに変更された大きなポイント
上の表から明らかにわかることは、
冷却や圧迫も内容が少し変更されておりますが、
安静から「保護と適切な負荷」に変更されているという点が注目する点です。
そして、一番の変更ポイントは「適切な負荷」です。
Q.どうしてPOLICEに変更されたの?
捻挫・打撲・肉離れを起こした筋肉は損傷しております。
その傷めた筋繊維の損傷を最小限に抑えるために安静もある程度の必要です。
そのため、RICE処置では「安静」が大切だとされてきました。
しかしRICE処置も大切ではありますが、
最新の考え方では必要以上の安静が回復を遅らせるとされてきており、
受傷初期はRICEを重視しますが、
ケガの状態をみながら、ある程度腫れや熱感が引いてきたら、
早めに「安静」から、「最適な負荷(Optimal Loading)」へ移行したほうが良いとする概念が推奨されるようになっております。
Q.安静のしすぎによって起こりやすい体へのリスクとは?
- 筋力の急速な低下
- 筋萎縮や癒着
- 関節の拘縮(固まってしまうこと)
- 血流の悪化
- 組織修復の遅延
- 機能回復期間の延長
などの体へのリスクから、回復を遅らせたり、修復を悪化させることが懸念されるため、ある程度の目安を機に、早めに適度な負荷を取り入れる事が推奨されております。
Q)なぜ適切な負荷を取り入れたほうがいいの?
A)適切な負荷「Optimal Loading」は、損傷後の早期回復を促す
適度な負荷を取り入れることで、血流・組織修復・神経修復を促進し、
コラーゲン繊維の配列を整え、筋癒着や可動域制限を防ぐ働きがある、
とされます。
RICEからPOLICEへの流れ(時系列)
受傷直後(0〜48時間)
- RICEが基本(安静・冷却・圧迫・挙上)⇒腫れ・出血・痛みのコントロールが目的
- 冷却は1回15〜20分を目安に休憩を挟んで行う
- 骨折が疑われる場合は一度、医療機関で検査
48時間以降〜修復期
- POLICEへ移行
- Rest(完全安静)からOptimal Loading(最適な負荷)へ概念が変更されたことで⇒腫れ・熱感が落ち着いたら軽い運動や負荷を開始することが推奨
- 血流を促す温熱療法や鍼灸を修復サポートに取り入れる
回復期(数日〜数週間)
- 荷重や可動域訓練を徐々に増やす
- 筋力・バランス・柔軟性を回復
- 鍼灸や温熱、マッサージなどで回復を促す
RICEを行うべきなのはどのようなケース?
RICEが重視されるケース
1. 出血や腫れが強い急性外傷(受傷直後~約48時間以内)
-
捻挫・打撲・肉離れなどで 出血や腫脹(腫れ)が強く出ている場合
-
血管損傷を伴う可能性が高いケースでは、まず「安静」と「冷却」で出血・腫れを抑えることが最優先
→ POLICEの「Optimal Loading(適切な運動負荷)」を早く行うと、腫れや内出血を悪化させる危険があります。
2. 強い痛みがある場合
-
痛みが強く、少し動かすだけで増悪するようなケースでは、無理に動かさずRICEを優先。
-
特にRest(安静)とIce(冷却)で「痛みの軽減」を図ることが重要です。
3. 高度損傷が疑われる場合
-
靱帯断裂、骨折、重度の肉離れ などが疑われるとき
⇒この場合は早期に運動負荷をかけると状態を悪化させるため、
POLICEよりもRICEで患部を守ることが必要です。
(例:足首をひどくひねった → 歩くとグラつく → 靭帯損傷の可能性 → まずは固定+RICE)
4. 高齢者・基礎疾患ありの場合
-
循環不全や骨粗しょう症などを抱える方は、炎症・腫れが大きいと二次障害(関節拘縮・骨萎縮)が進みやすい傾向があり、組織修復が遅れるリスク が高いことが懸念される。
⇒まず炎症や腫れをしっかりコントロールするために、RICEをしっかり目に行うケースが多い。
-
特に「Rest(安静)」「Compression(圧迫)」「Elevation(挙上)」をしっかり行うことが多い
-
ただし「Ice(冷却)」は 過剰に長時間行わない ことが大切です。
このようにRICE処置も受傷の初期段階では状況に応じて必要で、
「急性期」のケガの度合いがひどい時では、安静を取り入れたほうが良いです。
炎症が落ち着き、腫れや痛みが軽減してきたら → POLICEに移行します
RICEが向かないケース
慢性的な痛み・損傷
-
慢性的な腰痛・肩こり・腱鞘炎・疲労骨折・変形性関節症など、急性期ではない症状
→ この場合は温熱やストレッチ、鍼灸など、血流を促すアプローチを行う
血流障害を伴う方
-
糖尿病や末梢循環障害を持つ方に Ice(冷却)を長時間行うと血流がさらに悪化 するリスクが考えられます。
⇒状況に応じて、冷却は最小限にとどめるか、避けた方が良いケースもあります
神経損傷を伴う場合
-
強い痺れや麻痺があるとき、冷却で感覚がさらに鈍くなり、神経回復を遅らせる可能性もありますので、状況に応じて判断が必要です。
微細損傷や軽度のケガ
-
ごく軽い捻挫や打撲などは、過度な安静・冷却よりも「早期の適度な運動」 が回復を早めるとされ、不必要にRICEを長く行うと、回復を悪くさせることが懸念されます
Q.適切な負荷Optimal Loadingの程度が分からない
適切な負荷とは、「痛みの範囲内(自制内)」で行うことが推奨されるケースが多いです。
ただし、これは痛みが「我慢できる範囲」であり、悪化しない負荷であることが前提です。
痛みの範囲内で行う適切な負荷にはリスクも伴いますので、
適切な負荷を心掛けていたつもりが、かえって傷めたり、再受傷でまた一から振り出しに戻ってしまった、そればかりか初めよりも悪化してしまったというケースもみられます。
適切な負荷のつもりがかえってひどくなるケースも
東広島鍼灸整骨院でも、ケガの後の負荷の掛けすぎによって、かえって悪化して施術にお越しになられる方もいらっしゃいます。
あくまでも適切な負荷は大切とされますが、負荷の掛け加減が難しいところです。
ここの段階で、再受傷や修復の遅延、さらには悪化に繋がってしまわないためにも、負荷は慎重に行う事をお勧めいたします。
あせらず無理をされずに行ってください。
適切な負荷は「自制内 vs 自制外」の痛みなのかで判断する
- 自制内の負荷:軽度の違和感や張り⇒〇
- 自制外の負荷:ズキズキ・鋭痛など⇒×
適切な負荷Optimal Loadingは、自制外の痛みがある場合は避けるべきです。
ですので、
自制内の痛みの範囲で慎重に負荷をかけるのが理想的です。
例)
- 「少し張るけど気持ちいい」→ OK
- 「ズキッと痛む」「動かしたくない」→ NG
- 「動かした後に痛みが残る」→ 負荷が強すぎた可能性あり
痛みの範囲内と痛みの無い範囲内の違い表
表現 | 意味 | 臨床での使われ方 | リスク・メリット |
---|---|---|---|
痛みの範囲内 | 痛みはあるが、我慢できる程度。悪化しない範囲で動かす | 可動域訓練やストレッチで「少し痛いけど動かせる」状態。回復期・慢性期 | ✅ 回復促進の可能性あり ⚠️ 無理すると炎症悪化のリスク |
痛みの出ない範囲内 | 全く痛みを感じない範囲で動かす | 急性期や過敏な状態下で
適応。「安全第一」の運動指導 |
✅ 安全性が高い ⚠️ 回復が遅れる可能性もある |
Q.適切な負荷Optimal Loadingはどのような負荷?
- 軽い可動域運動
- 部分的な体重負荷
- 日常動作の維持
- 段階的な活動レベルの向上
といったように、徐々に負荷を加えていくことが大切です。
Q)適切な負荷を始める目安は?
A.適切な負荷をかけ始めてもいいとされる目安は、
- 安静時痛の軽減
- 腫脹の改善傾向
- 関節の安定性確認
が認められた場合、徐々に負荷をかけていきます。
重度捻挫の場合の急性期(0-72時間)処置
例えば、
重度の捻挫の場合の応急処置では、
初期は安静重視することも必要で、Protection(保護)を行い、
負荷は、
- 荷重禁止
- 関節可動域運動も制限
- 痛みのない範囲での最小限の動きのみ
亜急性期(3日-2週間)は、段階的に負荷導入をしていくことが大切で、
無理のない範囲で段階的に負荷を導入といった具合に、
POLICEの「Optimal Loading」をそのまま取り入れるというよりも、
慎重に適用する必要があります。
このように、
どのようなケガ(捻挫・打撲・肉離れなどの)に対してでも早期負荷をかけるというわけではなく、
ケガのレベルや組織修復の段階に応じた負荷調整を行い、
そのケガの度合いに応じたアプローチが大切です。
捻挫・打撲でも腫れや痛みが強い時は
「POLICEに移行」ではなく「RICEを延長」するケースもあるということもあるということも、頭の片隅に留めておいてください。
RICEからPOLICEへの正しい解釈の結論
つまり、
「RICEからPOLICEに完全に置き換わった」
わけではなく、
“時期やケガの度合いによる使い分け”
が正しい解釈であると考えます。
ケガ(捻挫・打撲・肉離れ)後のアプローチは東広島鍼灸整骨院の鍼灸・整体にお任せください
このように、過度な安静や冷却のしすぎは血流を妨げ、かえって回復を遅らせることもあります。
私たち鍼灸師・柔道整復師は、ケガの後に起こりがちな、
✅筋萎縮や癒着
✅関節の拘縮(固まってしまうこと)
✅血流の悪化に対して
鍼灸や整体の施術により予防するようサポートいたします。
捻挫・打撲・肉離れなどのケガ後にRICEやPOLICEなどで処置をきちんと施されていても、
ケガで受けたダメージに対して修復が追い付いていないと、
痛みなどの症状に繋がったり、修復がなかなか思うように進まなかったりという事もあります。
✅セルフケアが不十分
✅深部を痛めてる
✅ケガの状態がひどかった場合
✅修復が追い付いていない場合
などは、
RICEやPOLICEの後のアフターケアが大切です。
特にアプローチが難しい深層部への修復を促すために、
鍼灸治療では深層部までの修復を促すことが可能ですのでおススメです。
鍼灸治療のメリット
メリット | 内容 |
---|---|
疼痛緩和効果 | 鍼の刺激で内因性オピオイドやセロトニンが分泌され、痛みが和らぎます。打撲や肉離れなどの強い痛みに即効性を感じるケースも多いです。 |
血流改善による回復促進 | 鍼やお灸の刺激で血流が促進され、酸素や栄養供給が高まります。老廃物や発痛物質の排出も促され、損傷組織の修復スピードをサポートします。 |
炎症のコントロール | 鍼の消炎作用で過剰な炎症を抑制しつつ、必要な治癒反応を妨げずに促進します。 |
筋緊張の緩和 | 周囲の過緊張した筋肉をリラックスさせ、血流改善を促進。患部の修復を助け、代償的に起こる腰痛や肩こりなど二次的な痛みの予防にもつながります。 |
神経の調整 | 自律神経に働きかけて交感神経の過緊張を和らげ、血流促進や筋緊張の低下に寄与します。免疫機能の調整にもつながります。 |
瘢痕化・癒着の予防 | 修復期に鍼で微細な刺激を与えることで、コラーゲン繊維の乱れや筋繊維同士の癒着を防ぎ、しなやかな組織修復をサポートします。 |
整体を活用するメリット
メリット | 内容 |
---|---|
関節の可動域改善 | 捻挫や肉離れ後に硬くなった関節・筋肉を調整し、スムーズな動きを取り戻せるようサポートします。 |
筋バランスの調整 | ケガの回復過程で起こりやすい「かばい動作」を修正し、アンバランスな筋肉の使い方を整えます。 |
二次障害の予防 | 捻挫後に多い「足首の不安定性」や「反対側の膝・腰の痛み」といった二次障害を予防する効果が期待できます。 |
姿勢・動作の改善 | ケガの原因となった身体のクセ(着地の仕方・歩き方・姿勢)を見直し、根本原因にアプローチすることで再発防止につながります。 |
体液循環の促進 | 整体の手技で血流・リンパの流れを改善し、炎症の治まりや老廃物の排出を助けます。 |
東広島鍼灸整骨院のオーダーメイド対応施術
東広島鍼灸整骨院では、一人ひとりの症状や競技特性に合わせたオーダー施術が出来ます。
また、スポーツ選手のパフォーマンスを高め、
ケガの直後の適切な処置から、回復段階における修復促進、再発予防までをトータルでサポートいたします。
ケガにおける炎症反応は、身体に備わった自然な修復プロセスであり、
それを妨げずに、状況に応じた必要なサポートを加えることが大切です。
東広島鍼灸整骨院では、鍼灸師・柔道整復師が患部の状態を的確に見極め、
ケガ後の筋肉の癒着を予防し、自然治癒力を引き出す施術によって、
早期回復を全力サポートしております。
ケガは急性期の処置だけでなく、修復期・回復期におけるケアが大切です。
特に、ケガでも捻挫や肉離れ、打撲の度合いがひどかった方や、
ケガをした時に放置して必要なケアを特にせず、自然に痛みが引くのを待ったという方などでは、
しばらくしてから、筋肉や関節に違和感が残ったり、可動域が以前よりも狭まってしまった、
という声を聞くことがよくあります。
鍼灸や整体療法の施術を活用することは、
血流改善・筋緊張の緩和・筋委縮の予防につながります。
捻挫・打撲・肉離れなどのケガ後の
✅修復促進をしたい
✅パフォーマンスを高めたい
✅痛みが引かない
✅違和感がある
などでのご相談は東広島鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください。
足関節捻挫はRICE後の適切な施術が大切
足関節捻挫と聞くと、RICE(安静、アイシング、圧迫、挙上)を施して、
その後は時間が解決してくれると思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、足関節捻挫はRECE後の適切な施術が大切です。
足関節捻挫後、適切なケアが出来ていないとどうなる?
足関節捻挫も適切なケアが不十分で修復が悪い場合は、
✔足関節部の痛みや痺れ
✔足関節の可動域の低下
✔ケガに繋がりやすい
✔足がうずく
✔足首が冷える
などの症状が後々出ることに繋がります。
一度治ったと思っても、しばらくして違和感が出たり、痛みが再発したりしてお越しになられる方もいらっしゃいます。
足関節捻挫で修復過程のケアが大切な理由とは?
足関節捻挫は修復過程のケア次第で、のちの足関節の可動域などの状態に影響を与える為、
きちんと修復過程でケアを施すことが大切です。
足関節捻挫の修復を妨げる2つの要因
足関節捻挫は、
- 修復過程で足首に無理な負担をかける
- 足関節周りの血流が充分通っていない
この2つの要因が、修復を妨げる要因につながります。
足関節捻挫の修復の妨げで起こる
なぜなら、修復過程で無理をして足首に負担をかけたり、足関節周りの血流が上手く通っていないことで、足関節の靭帯を形成するコラーゲン繊維の状態が均衡にならないまま組織を形成してしまうからです。
後々、足関節の可動域が低下したり、
上記にあるような足関節の痛みや痺れなどの症状に繋がることがあります。
足関節捻挫に見られる靭帯損傷へのアプローチには鍼がおススメ
靭帯はコラーゲン繊維で形成させております。
鍼の特徴の一つが、足関節捻挫のようなケガの修復過程を助け、自分自身の修復力を高める事です。
鍼をすると、小さな傷を修復するために、体の修復する働きが高まります。
そのうちの一つの働きで、線維芽細胞が増えるのですが、線維芽細胞は新しいコラーゲンなどを作り出してくれます。
そのため足関節捻挫のときに鍼を施すと、
自分で修復する過程を助け、活性化するよう促してくれます。
足関節捻挫をされた場合は、なるべく早めの段階で鍼の施術を施すことがおすすめです。
東広島鍼灸整骨院の足関節捻挫の施術の特徴とは?
東広島鍼灸整骨院で行う足関節捻挫に対する鍼の施術の特徴は、
痛めた足関節捻挫の箇所を検査などで特定し、痛めた個所に、局所的に細い鍼をすることで靭帯の形成を助けるよう働きかけます。
足関節捻挫は、靭帯の損傷部分のみのアプローチだけでなく、周りの筋肉も傷めていることも多いです。
また、捻挫を引き起こしやすい足関節の構造でないかどうか、足首周りのバランスも整え、今後足関節捻挫になりにくいように、下腿の筋肉の状態も含めて柔軟性を図ることが大切です。
東広島鍼灸整骨院では、足関節捻挫で痛めた靭帯や筋肉のケアと、それに加え足関節捻挫を引き起こす要因となる筋肉のバランス状態を見ながら、捻挫を引き起こしにくいように足関節を強化するように働きかけます。
鍼灸の施術が怖いという場合は、超短波の施術もおススメ
超短波は主に骨折の修復で使われる物療ですが、
捻挫など靭帯や筋肉の損傷にも施すことで回復を促すように働きかけます。
小さいお子様や鍼が苦手という方は、足関節捻挫で足首を傷められた場合、
超短波を施すことで、靭帯の修復と血流を促し、関節の可動域を高めるように助けます。
足関節捻挫は日常生活でも、スポーツ外傷でも起こりやすいケガであります。
軽くみがちな足関節捻挫ですが、なるべく早めにきちんとした施術を行い、
長い目て見ても足関節部分は負担がかかりやすい箇所でありますので、
丁寧に取り扱っていかれることをお勧めいたします。
足関節捻挫の痛み、腫れ、可動域制限など、
足関節捻挫後のケアは、東広島鍼灸整骨院にご相談ください。
腰痛が無い方にも腰椎椎間板ヘルニアはある
事実、
腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛が無い方にも見られるということが
1995年国際腰痛学会が発表され、
その研究はボルボ賞という大きな賞を頂いております。
国際腰痛学会の研究の内容として、
腰痛が無い方に対して、腰椎の状態を調べた結果、
腰椎椎間板ヘルニアだった方は76%、
腰椎変性に至っては85%の確率で見られたということです。
腰痛が無い方にもこれだけ多くの確率で、
腰椎に何らかの所見が見られたということは、
画像検査をすれば、
腰痛がある無いに関わらず約8割に何だかの変性は見られるということです。
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の方もあきらめないで
腰椎椎間板ヘルニアと言われた又は脊柱管狭窄症と言われたといって落ち込まず、
腰痛や足の痺れの本当の原因は、
その骨の状態そのものではなく、
その他にある可能性の方が大きいです。
また、手術で骨をどうこうしても、
しばらくすればまた腰痛になってしまう可能性が大きいのです。
もちろんなかにはヘルニアが神経を圧迫して痛みの原因になっているケースもあると思います。
国際腰痛学会の発表では、
腰椎椎間板ヘルニアが腰痛の原因となっているケースは全体の3%に過ぎないとしています。
手術をして、しばらくして腰痛が出るようであれば、
ヘルニアが原因ではなかったということでもあります。
腰痛が続いて悩まれている方も
今の腰痛をあきらめずに、落ち込まずに、
根本解消に向けた腰痛整体をされることをお勧めいたします。
また、腰痛がひどい場合やぎっくり腰で動きがかなり制限されている方は
当院の鍼灸施術をおすすいたします。
世界保健機関(WHO)は、鍼灸治療に効果が期待できるとされるさまざまな疾患・症状を公式に認めています。
ご自身の症状に対して、鍼治療がいいのか、
鍼をされたことがなく、鍼灸治療を迷われている方もいらっしゃると思います。
以下の症状はWHOが認める鍼灸の適応疾患ですが、
もしあなたの症状が下記症状に記載されていなくても、
適応症でないというわけではございませんのでご安心ください。
また、ご自身の症状に鍼灸が有効なのかどうか、
わからない場合はお気軽にLINEやお電話でお問い合わせいただければと思います。
WHOが認める鍼灸の適応疾患
カテゴリ | 代表的な適応症 | 解説 |
---|---|---|
神経系疾患 | 頭痛(片頭痛・緊張型) 顔面神経麻痺・三叉神経痛・坐骨神経痛 自律神経失調症・不眠症・ノイローゼ・ヒステリー 神経痛・神経麻痺・脳卒中後遺症 |
鍼灸は神経の緊張緩和や自律神経のバランス調整により、症状の改善が期待できます。 |
運動器系疾患 | 肩こり・首こり・五十肩・頚肩腕症候群 腰痛・ぎっくり腰・むち打ち症・関節炎・腱鞘炎 筋肉痛・痙攣・捻挫・打撲・骨折後遺症 各種スポーツ障害・リウマチ |
血流促進と筋緊張の緩和により、痛みや可動域制限の改善を目指します。 |
消化器系疾患 | 胃もたれ・胃炎・胃下垂・胃酸過多・消化不良 便秘・下痢・過敏性腸症候群・腹部膨満感 肝機能障害・肝炎・胆のう炎・胃十二指腸潰瘍 ・神経性食欲不振・痔疾 |
自律神経の調整により、消化器の働きを整え、症状の緩和をサポートします。 |
呼吸器・循環器系 | 気管支炎・喘息・風邪およびその予防 高血圧・低血圧・動悸・息切れ・心臓神経症 |
呼吸の乱れや血圧の不調など、全身の調整力を高めることが目的です。 |
婦人科系 | 生理痛・月経不順・更年期障害・冷え性・血の道・のぼせ・ 不妊体質の改善・無月経・白帯下・乳腺炎 |
ホルモンバランスの乱れにアプローチし、女性特有の不調を整えます。 |
泌尿器・内分泌系 | 腎炎・膀胱炎・尿道炎・尿閉・頻尿 性機能障害・陰萎・前立腺肥大 バセドウ病・糖尿病・痛風・脚気・貧血 |
排尿・内分泌・代謝に関する不調にも、神経や体内バランスへのアプローチが可能です。 |
眼科・耳鼻科疾患 | 眼精疲労・ものもらい・仮性近視・結膜炎・ドライアイ・眼瞼痙攣
鼻炎・蓄膿症・副鼻腔炎・扁桃炎・中耳炎・耳鳴り・難聴・メニエール病 |
目・耳・鼻などの感覚器の症状にも、対応可能な経絡・ツボがあります。 |
小児疾患 | 小児神経症(夜泣き・疳の虫・消化不良・夜驚・不眠)・夜尿症・小児喘息・虚弱体質 | 小児には刺さない鍼(小児鍼)を用い、体質の改善や神経系の調整を行います。 |
皮膚科・免疫系 | 蕁麻疹・アレルギー性湿疹・アレルギー性鼻炎・ヘルペス・しもやけ・皮膚炎 | 免疫やアレルギー反応の調整を通じて、皮膚トラブルの改善を目指します。 |
口腔・その他 | 歯痛・歯肉炎・抜歯後疼痛・口内炎・しゃっくり・円形脱毛症 | 経絡や神経の反射を利用し、全身調整により口腔・その他の不調にも対応します。 |
このように、鍼灸は多くの症状や疾患に対して効果が期待されており、
「病院では異常がないけど不調が続く」といったケースにも広く活用されています。
体質改善や未病対策にも、鍼灸を取り入れてみませんか?
東広島市で鍼灸治療を迷われている方は、
東広島鍼灸整骨院にご相談ください。
ただし、上記の適応疾患に該当する場合であっても、
先端恐怖症の方や、注射を見ると汗が出るといった方は、
無理に鍼治療はされず、整体やマッサージによる施術で様子を見られて、
もしもその施術で改善が見られない場合に限って鍼施術を受けられてみる、といった方がよいかと思います。
東洋医学・鍼灸が最近注目を浴びてきているようです。
NHKの「東洋医学ホントのちから」というTV番組で
3/18(月)たまたま放送されておりました。
TVで人気のお笑い芸人さん(土田さん)が、
鍼灸を受けられて、体が柔らかくなったとおっしゃられていました。
また、背骨の状態をビフォーアフターで見ても、
背骨の歪みが、鍼の施術後に改善されている様子がわかります。
また、今回はスポーツトレーナー関係の方が、
飛陽というツボに鍼を打ち、その打つ前と後での
体の血流量をモニターで映し出しており、
鍼施術後に、血流量が増える様子がわかります。
まだまだ、鍼灸にはなじみのない方や、
怖いイメージを持たれている方もいらっしゃると思いますが、
最近少しですが、こういった鍼灸や東洋医学の
番組が放送されるようになり、
うれしく思うとともに、
少しでも多くの方に興味を持っていただけたら
幸いです。
ためしてガッテン2019年3月20日(水)19:30~に
“慢性痛しびれが改善 逆子が改善も治る!?東洋医学の神秘「鍼灸治療」SP”で、
鍼灸のことが放送されました。
ためしてガッテンでは、
主に鍼をすることで、
筋肉を覆っている筋膜のひずみを取るということを
画像を見ながら解説しておりました。
最近注目されている筋膜。
鍼をすると、この筋膜に直接刺激シワが届き、
痛んだ筋膜や古くなってシワになった筋膜の修復を
直接促す働きがあります。
鍼は痛めた箇所への直積的アプローチが出来るという事が、
大きなメリットです。
マッサージでは届きにくい深部の筋肉や硬くなりすぎでマッサージの刺激が届きにくい箇所へのアプローチができます。
映像では、鍼治療をする前では、
筋膜にシワが出来ていた状態が、
鍼治療後には筋膜のシワがなくなり、
筋膜の状態が改善されているの写真を見ることが出来ました。
また、東広島鍼灸整骨院では、
逆子施術も行っておりますが、
逆子の施術をすると、赤ちゃんが動き出し
お腹の中で回転していく様子を映像では見ることができました。
映像では、逆子に対する鍼治療によって、
上にあった頭の位置が、鍼灸治療によって、
正常な位置へ導かれた映像を見ることが出来ました。
また、ツボは症状がある場所と離れたところにある場合があるのですが、
今回のためしてガッテンでは、
目や肩こりなどでよく使うツボ、「合谷」
というツボに鍼を行うことで、
実際に目の周りの血流が改善されていく様子が、
サーモグラフィー画像で映し出されていました。
鍼に対しては、抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、
東広島鍼灸整骨院での鍼施術は、
髪の毛ほどの細い鍼を使用ております。
またディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しております。
マッサージでは効かなかったり、病院などでの治療や薬が
うまくいかずにどうすればいいか悩まれているような方にも、
鍼はとてもおススメです。
肩こりや腰痛、膝痛などのお体の痛みやコリ、スポーツでのケガなど、
気になるお体の症状などにぜひ鍼治療を一度お試しください。
野球肩とは?
原因
1.練習量の増加により徐々に疲労が蓄積してなるケース
2.準備運動不足で投球をし、筋肉の柔軟がない状態で
動作を行い負担をかけるケース
3.ポジションが変わり、遠投するようになり筋肉に
無理がかかりなるケース
4.フォームを変えたため、筋肉に負担がかかりなるケース
症状
肩関節の全面や後面に痛みが出て、全力投球できない。
レイトコッキング期からアクセレレーション期に
痛みが出ることが多く、
またフォロースルー期でも肩関節包が引き伸ばされる
ことによって痛みが増強することもある。
施術について
痛みが出ている発痛部位を確認し、
投球フォームによって、痛みが出る場所が異なるため、
どの筋肉を傷めているのかを正確に把握し施術します。
筋委縮がある場合は、しっかりと
筋肉を緩めることが大切になります。
筋トレも大切ではありますが、
痛みが出ているときは控え、
筋委縮を取ることを優先させる必要があります。
寒い時期などは、とくに長めにウォーミングアップ
をし、無理なく練習を行うようにすることが
大切です。
筋委縮が取れるまでは、練習は控え気味にし、
しっかりと施術を行い、
ひどくならないうちに治し、
様子を見ながら徐々に
トレーニングを再開させていくことが
ベストです。
大会などが近い場合で休めない場合も、
ご相談ください。当院で施術を行い、
硬くなった筋肉を緩め、萎縮を取る
ことでが、優先です。そうすることで、
パフォーマンスも上がり、
極力傷めずに済むようになります。
ジャンパー膝って何?
運動などでジャンプを繰り返すことによって
膝の伸展に負担がかかり、
膝蓋骨の下端を中心に痛みが出る症状のこと。
筋肉の使いすぎ(オーバーユース)が
原因で、
膝蓋骨下極と膝蓋靭帯の境界部の
障害が多く、「膝蓋靭帯炎」
とも言われています。
大腿四頭筋という筋肉が主に関係しており、
✅キックなどの膝伸展動作
✅ジャンプの着地の際の衝撃を緩衝
というような動作を繰り返すことにより、
症状が出ます。
大腿四頭筋が運動や部活で、
繰り返し酷使することで筋肉に疲労がたまり、
筋肉が硬くなることで膝蓋骨下極に
負担がかかりなる場合や、
それ以外でも、
X脚、大腿四頭筋の筋力低下なども
原因となることがあります。
当院ではスポーツ外傷でこのような
膝の痛みを訴えられる方がたくさんいらっしゃり
施術を行っております。
施術は、まず痛めている部分の筋肉を把握し、
可動域や筋肉の張りや硬結、
熱感、圧痛点などを探り、
原因になっている箇所の修復を一番に促すように、
鍼施術、超音波、電気、マッサージなど
症状に合った方法で施術を行います。
スポーツ時の膝の痛みや歩行時や階段昇降時の
痛みなどでお悩みの方は、
なるべく症状が進行してしまわないように
早めにご相談いただければと思います。
一人一人に一番合った方法を選択し、
早くスポーツや日常生活を取り戻すことができるように、
施術してきます。
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは
スポーツ・運動・部活などをされている方は、
よく耳にするケガの名前だと思います。
足のすねの内側(脛骨粗面)の骨膜に炎症が見られる状態です。
繰り返し筋肉を使うことで、疲労がたまり、
筋肉に硬さが出てきます。
この状態で使い続けると、
筋肉が骨を引っ張るように働き、
脛骨に負担がかかります。
脛骨につく筋肉を緩め、
触って炎症を引き起こしている筋肉を修復させる
必要があります。
すね中部~下1/3に症状が出現します。
関連する筋肉としては、
後脛骨筋・下腿三頭筋(ヒラメ筋、腓腹筋)・
長母趾屈筋・長趾屈筋などです。
骨膜に対しての炎症症状で、まだ骨までには症状が
及んでいない状態です。
シンスプリントが進行して疲労骨折になる場合もあります。
シンスプリントと疲労骨折との違いは?
・シンスプリントの原因
1.多くは足の使いすぎ
運動で繰り返し下腿の筋肉に負担をかけている
2.足裏が着地時に真っすぐでない、足の歪み
足が回外・回内している場合、
下腿の筋肉が
無理に引き延ばされたり、収縮することで負担がかかり
起こります。
3.偏平足
・足裏のつちふまずが少なかったり、
・足裏のアーチに柔軟性がない、
・偏平足
の場合は、
歩行時やランニング時の地面からの衝撃を、
緩衝させる働きが劣るため、
衝撃が筋肉や関節に加わりやすくなります。
その結果、筋肉に炎症が起こりシンスプリントの
原因になります。
4.アスファルト・コンクリートばかりで走る
芝生や土、砂に比べ硬いため、
足裏への衝撃も強くなり、負担がかかります。
・こんなスポーツでよく見られます
サッカー・マラソン・陸上・バスケットボール
野球・バレー・バドミントン
・シンスプリントのレベル
シンスプリントでも、
軽度のものから重度のものまであります。
軽度では、痛みの頻度も少なく、運動時には痛みが気にならないものから、
中度では、運動すると常に痛いもの、
重度では、運動していなくても日常動作でも痛む状態です。
軽度のものは、痛みが気になるなと思っても、
痛みが出なくなったりするので、放置しがちです。
この時から、しっかりとストレッチをし、
ケアーしてあげるとひどくなりにくいです。
また、痛みが出ているのを感じたら、
ジョギングなどする際は、出来れば
アスファルトやコンクリートを避け、
芝生などなるべくやわらかい
地面で練習をするほうがよいでしょう。
また、靴などすり減っていたり、クッションが少ない
硬めの靴の場合は、
見直された方が良いです。
施術方法
シンスプリントでは、
下腿部の原因となっている
筋肉の筋緊張・筋疲労を取ることが重要です。
原因の筋肉を炎症を取りつつ、筋肉に柔軟性を持たせるよう
施術をいたします。
また骨格の歪みなども確認しながら、
歪みが見られる場合は矯正をしていきます。
鍼施術・超音波(超短波)・マッサージ・電気・矯正など
その方に合わせた施術を行っていきます。
施術や症状で
不安なことやお悩み事は何でもご相談ください。
シンスプリントは、
症状が骨まで行っていない状態。
骨の周りの骨膜という部分の炎症です。
それに対して、
疲労骨折は、骨が折れている状態です。
ぶつかったり、転倒して骨折する場合は、
骨が折れている状態がレントゲンでもはっきりとわかりますが、
疲労骨折は、レントゲンではっきりわかる場合と、
骨折線が薄く、一見骨折しているように見えないような
場合もあります。
骨折線が深く、疲労骨折の度合いがひどい場合は、
絶対安静が重要になります。
無理をして、練習をしたりすることで、
骨の癒合がうまくいかず、
症状が長引いたり、骨折線がさらに
深くなってしまう場合があります。
シンスプリントも、疲労骨折も、
どちらも筋肉の繰り返しの動作によって、
筋肉を酷使し、疲労した状態が続くとおこります。
普段から、筋肉に疲労をため込まないように、
ケアーをし、シンスプリントや疲労骨折になった場合、
安静を努めつつ、筋肉の疲労を取り、
筋緊張を取って、修復を高めるように促していくことが大切です。