捻挫・打撲が治った後の痛み・違和感は東広島鍼灸整骨院にお任せください
目次
捻挫・打撲が「治ったはず」なのに痛い・動きにくい…
そんな症状は東広島鍼灸整骨院にご相談ください。鍼灸・整体で修復を促し、回復をサポート致します。

このような症状はありませんか?
✅「捻挫した足首、腫れは引いたけれど、以前のように深く曲げられない」
✅「打撲した場所が、いつまでも硬いしこりのようになって突っ張る」
✅「ケガの後から、慢性的な痛みや動かしにくさが続いている」
✅「捻挫が治ったと思ったのに、しばらくして時々うずくような痛みが出る」
それは、瘢痕化・拘縮が原因かもしれません。
今回は、
1.捻挫や打撲など、ケガの後に関節が硬くなってしまうメカニズム、
2.放置することの危険性、
3.鍼灸・整体による対策アプローチ、動きやすい体を取り戻すための予防法の解説です。
東広島鍼灸整骨院の院長 木原純司です。
捻挫や打撲などが「治った」と思った後に、
しばらくして「痛みの感覚」や「違和感」「動きにくさ」が出てきてお越しになられる方が多くいらっしゃいます。
この原因の一つに、
筋肉や靭帯などの組織が修復される過程で起こる
「瘢痕化(はんこんか)」「拘縮(こうしゅく)」が考えられます。
「ただ硬くなっているだけ」と軽く見て放置してしまうと、
関節の動きが制限されたまま固定化されたり、
慢性的な痛みの原因になったり、
将来的な関節の変形につながるリスクになることもあります。
Q.「瘢痕化」とは?
瘢痕化とは、
捻挫や打撲などで損傷した組織(靱帯・筋肉・筋膜・皮下組織など)が修復される過程で、
本来の柔軟で滑走性のある組織ではなく、
硬く伸びにくい線維性組織に置き換わる現象を指します。
皮膚のケガのあとに「傷あと」が残るのと同じ現象が、
捻挫や打撲後に
体の中で“内部の傷あと”が必ず作られます。
目に見えないだけで、筋肉や靱帯の中では確実に起きている反応です。
Q.瘢痕化は「重症のケガだけ」に起こるもの?
瘢痕化は重度の捻挫や打撲だけに起こるのでは?と思ってしまいがちですが、
実は、
瘢痕化の現象は、どのようなケースの捻挫でも起こりえる現象です。
重いケガほど瘢痕化は強くなりやすいですが、
軽い捻挫や打撲でも、少量の瘢痕化はほぼ必ず生じます。
これは医学的にも臨床的にも共通した理解です。
Q.なぜ軽い損傷でも瘢痕ができるのか
人の体は、
組織が一度でも断裂・微細損傷を起こすと、必ず修復反応を起こします。
その修復過程では、
・コラーゲン線維の増生
・線維芽細胞の活動
・炎症後の線維化
が起こり、完全に元通りの構造に戻ることはほとんどありません。
つまり、
・軽い捻挫
・軽度の打撲
・筋肉痛レベルの微細損傷
であっても、
顕微鏡レベルでは瘢痕化(線維化)が生じていると考えられ、修復過程で起こる現象です。
Q.「問題になる瘢痕化」とはどんな状態か?
だからといって、すべての瘢痕が悪いわけではありません。
問題になるのは、瘢痕が過剰・不適切に形成された①~④のような場合です。
瘢痕化が強くなりやすい4つのケース
①損傷が大きい・範囲が広い場合
・重度捻挫(靱帯部分断裂以上)
・強い打撲による筋挫傷
・肉離れ(筋断裂)
修復に必要な線維量が多くなり、
柔軟性を欠いた瘢痕が残りやすくなります。
②炎症が長引いた場合
・腫れがなかなか引かない
・内出血が長期間残る
・痛みを我慢して使い続けた
炎症が長引くと、線維化を促す物質が過剰に分泌され、
瘢痕が硬く厚くなりやすくなります。
③固定期間が長すぎた場合
固定自体は必要ですが、
長期間動かさなさすぎると、
組織の滑走性低下・癒着・拘縮を招きやすくなります。
これは臨床現場で非常によく見られるケースです。
④適切なリハビリ刺激が不足した場合
修復途中の組織には、
・適度な伸張
・適度な荷重
・動きの刺激
が必要です。
(捻挫・挫傷後の適切な対処法 RICEとPOLICEについてはコチラ)
これが不足すると、コラーゲンが正しい方向に並ばず、
硬く動きにくい瘢痕が形成されます。
瘢痕化が拘縮や再発につながるメカニズム
瘢痕化した組織には、正常組織と比べて次の特徴があります。
・伸びにくい
・滑走性が低い
・血流が乏しい
・神経刺激に過敏、または鈍感
この性質が、「拘縮(動きの制限)」を引き起こします。
拘縮が起こる流れ
① 捻挫・打撲などの損傷後、修復過程で瘢痕形成
② 瘢痕が周囲組織と癒着
③ 動かすたびに抵抗が生じる
拘縮の症状として、
・動き始めが硬い
・一定方向に動かしにくい
・左右差が出る
といった症状が現れます。
再発しやすくなる理由
上記の瘢痕化のメカニズムや拘縮により、
瘢痕部は「硬い一点」になり、
力をうまく分散しにくくなりやすいのです。
筋肉の可動域制限・周囲の筋肉とのしなやかな連動性が低下し、周囲の筋肉に負担をかける要因となります。
したがって、
➡周囲の組織に負担が集中
➡同じ場所を何度も痛める
このような状態を引き起こしやすくなります。
さらに、
捻挫後には固有受容感覚(関節の位置感覚のセンサー)という働きが乱れることがあります。
そのことによって、
無意識の動作エラーが起こり、
捻挫・肉離れ・ぎっくり腰の再発にもつながります。
瘢痕化を放置した場合の長期リスク
痛みがなくなっても、問題は水面下で進行します。
瘢痕化によって拘縮などで本来の動きが低下した筋肉などの組織は、
・慢性腰痛、肩こりへの移行
・同じ部位の再発を繰り返す
・関節の変形リスク
・血流低下による冷え・回復力低下
につながりやすくなります。
「そのうち治る」と放置するほど、瘢痕化によって筋肉の本来の可動性が低下した状態で筋肉を使うことで負担が重なり、
改善には時間がかかる傾向があります。
鍼灸・整体による瘢痕に対するアプローチ
東広島鍼灸整骨院の瘢痕化に対する鍼灸・整体のアプローチは、
瘢痕化した組織をよりよい状態に再構築を促し、本来の可動域に近づける目的で行います。
捻挫や打撲後は、
セルフケアだけでは修復が難しい頑固な硬さや痛みに対して、
鍼灸や整体(柔道整復)で修復を助け、筋肉などの組織が硬くならないように予防することが大切です。
鍼灸治療の役割:体の内側から「修復力」を高める
鍼灸は、体の深部にある組織や神経に直接働きかけることができるメリットがあります。
-
疼痛の軽減とコントロール
鍼の刺激は神経の興奮を抑え、体内で鎮痛物質(エンドルフィンなど)の分泌を促します。
痛みが減ることで、早期からリハビリに取り組みやすくなります。
-
局所の血流促進
鍼を打った周囲の血管が拡張し、血流改善に働きかけます。
これにより、修復に必要な酸素や栄養が届き、老廃物が排出されやすくなります。
-
深部の筋硬結・癒着へのアプローチ
手では届きにくい深層の筋肉の硬結(トリガーポイント)や、瘢痕部、組織間の癒着に対して、鍼で直接刺激を与え、緩めることができます。
-
瘢痕組織のリモデリング(再構築)に働きかける
鍼の微細な刺激が組織の代謝を活性化させ、硬くなった瘢痕組織をより柔軟な状態へ変化させる(リモデリング)ように働きかけます。
その他にも、
・感覚センサーの異常反応の調整
・神経の圧迫を緩め緊張を緩和
といった働きが期待されます。
鍼治療は、手では届かない深さまでピンポイントでアプローチできる数少ない手法であり、
それが鍼の強みです。
鍼治療で硬くなった瘢痕の柔軟性が高め、回復しやすくなるよう働きかけます。
整体(柔道整復)によるアプローチ:動きを整える
徒手療法(手技)を用いて、関節や筋肉の動きを改善に働きかけます。
1.関節・筋膜の動きの回復
関節モビリゼーションや筋膜リリースといった手技で、
硬くなった関節包を広げたり、癒着した筋膜の滑走性(すべり)の回復を促し、
瘢痕による癒着を少しずつほぐしていきます。
2.瘢痕マッサージによる柔軟性向上
適切な時期(炎症が落ち着いた後)に、硬くなった瘢痕組織に対して筋繊維を傷めないよう特殊な方向で摩擦を加えるマッサージを行い、組織の柔軟性を高めます。
3.姿勢・アライメントの調整
整体では瘢痕部だけでなく、
ケガをかばって崩れてしまった全身のバランス(姿勢・重心・動作の連動性)を整え、
患部への負担を減らし、正常な動作を取り戻せるよう導き、再負荷を防ぎます。
鍼灸+整体の相乗効果
「局所 × 連動した動き」
鍼灸と整体による相乗効果によって、この2つが整うことで、
瘢痕は「使える組織」へと変わっていきます。
東広島鍼灸整骨院からのメッセージ
捻挫・打撲の後に「痛みがない=治った」ではありません。
大切なのは、
動きの連動・組織の柔軟性を高め、再発しない体づくりをすることです。
捻挫や打撲後の痛み・違和感でお悩みの方は、
一度、東広島市にある東広島鍼灸整骨院までご相談ください。



